オアフ島の主要ショッピングモールを徹底解説!― 観光から地元暮らしまで支える“買い物天国”の現在地
ハワイ州オアフ島は、真っ青な海と緑豊かな山並みに彩られた楽園であると同時に、米国らしい最新型ショッピングカルチャーが集積するショッピングモールの宝庫でもあります。首都ホノルルのホノルル国際空港(ダニエル・K・イノウエ国際空港)から車で30分圏内に大型モールが集中し、さらに島の東西南北へと足を伸ばすとローカル色豊かな中規模モールやアウトレットが点在。ファッション、グルメ、カルチャー体験、コミュニティイベントまでが一度に楽しめる “ワンストップリゾート” として世界中の旅行者や地元住民を惹きつけています。
本記事では、アラモアナセンターをはじめとする島内の代表的モールを網羅的に取り上げ、それぞれの歴史的背景、施設構成、アクセス方法、そして2025年現在の注目ポイントを丁寧にご紹介します。文字数は約7,000字。ゆったりとコーヒー片手に読み進め、次回のハワイ旅行や週末のお出かけ計画にぜひお役立てください。
1. アラモアナセンター(Ala Moana Center)
1959年に開業したアラモアナセンターは、現在でも「世界最大級のオープンエア・ショッピングモール」として知られています。総店舗数は350以上、レストランは160店超。2023年に完了した東ウイング改装では、ルーフトップガーデンの緑化が進み、夜間はライトアップされた散策路が観光客だけでなく地元カップルのデートスポットとしても人気です。
高級志向のブルーミングデールズ、定番デパートメイシーズ、そしてローカルブランドのエッセンスを詰め込んだロイヤルハワイアン・クラフトホールなど、ブランドの幅は広大です。さらに、ハワイアンミュージックのフラショーが毎日開催されるセンターステージはコミュニティ文化の発信拠点。買い物だけでなく「ハワイらしさ」を体感できる点が最も大きな魅力でしょう。
アクセスはワイキキからトロリーで約10分、市バス「TheBus」でも容易。駐車場は複数フロアで合計11,000台を収容し、EVステーションも拡大中です。
2. パールリッジセンター(Pearlridge Center)
ホノルル空港から北西へ約15分。オアフ島でアラモアナに次ぐ規模を誇るモールで、アップタウンとダウンタウンの二つのウイングをハワイ唯一のモノレール「スカイライン」が結びます。小さなお子さま連れでも移動が楽しく、車椅子やベビーカー利用者にも配慮された設計です。
映画館、キッズ向け屋内遊具「チルドレンズ・ディスカバリー・センター」の衛星展示、さらに2022年に増床したダイニングハブにはハワイ初上陸のフードホール型レストランが並び、ランチタイムには地元オフィスワーカーで賑わいます。週末にはファーマーズマーケットやレアなホビー系ポップアップも開催。
3. カ・マカナ・アリイ(Ka Makana Ali‘i)
「西オアフ初の本格的リージョナルモール」として2016年に開業し、面積は約1.4ミリオン平方フィート。Kapolei地区の住宅開発と連動しながら、島内で最も成長著しいショッピングハブへと進化しました。公共交通的にはザ・バス92番&94番がワイキキから直行、駐車場は5,000台以上と郊外型らしくゆったり。
2025年にはH&Mの2号店がオープン予定で、既存のメイシーズやセフォラと合わせてファッションカテゴリーがさらに充実します。また、隣接するハンプトン・イン&スイーツ併設により、「泊まって・遊んで・買う」体験がオールインワンで完結。カポレイ住民の生活拠点であると同時に、ノースショアへ向かうドライブ途中の休憩スポットとしても機能しています。
4. ロイヤル・ハワイアン・センター(Royal Hawaiian Center)
ワイキキのカラカウア通りに面し、3ブロックにわたり53,000㎡を有する高級モールです。ヤシ並木の木陰に広がるロイヤル・グローブでは夕刻のフラレッスンやウクレレ体験が無料提供され、アフターショッピングの癒やしスポットとして高い評価を得ています。
店舗はフェンディ、ティファニーなどのラグジュアリーブランドに加え、ハワイ発祥のノア・ノアやアイランド・スリッパも展開。買い物後には老舗レストランアイランドヴィンテージワインバーでサンセットディナーを楽しむのがおすすめです。
5. インターナショナル・マーケットプレイス(International Market Place)
トロピカルツリーが茂るオープンエア設計と、皇太子時代のカラカウア王の史跡を活かした巨大バニヤンツリーのウッドデッキが象徴的。2016年に全面リニューアルした後はサックス・フィフス・アベニューを核に、約90店舗が軒を連ねます。最上階のグランドラナイはテラス席が心地よく、2024年秋にオープンしたミシュラン星付きシェフのポリネシア料理店ヌイ・カイが早くも話題を呼んでいます。
6. カハラモール(Kahala Mall)
ワイキキから東へ車で15分。高級住宅街に佇むコンパクトなコミュニティモールで、地元客が8割を占めます。映画館コンソリデーテッド・シアターズ、自然派スーパーホールフーズ・マーケット、文具専門店ロングス・ドラッグスなど、生活密着型テナントが中心。2023年に増設されたパティオ席は、愛犬同伴OKのカフェスペースとしてSNS映えすると評判です。
7. ウインドワードモール(Windward Mall)
カネオヘの緑深いコオラウ山脈を背景に持つ屋内型モール。2023年7月、ターゲットが2階建て新店舗を導入しフード&ビューティーの専門コーナーを強化しました。毎週水・日曜に開催のファーマーズマーケットは、新鮮なトロピカルフルーツやクラフトハニーを求めるローカルで賑わいます。
8. ワイケレ・プレミアム・アウトレット(Waikele Premium Outlets)
ホノルルから車で約30分。全50超のアウトレット店舗が軒を連ね、平均25〜65%オフでブランド品が手に入る“お値打ち天国”。コーチ、ケイト・スペード、ナイキユナイトなどの直営店が中心で、クレジットカード会社主催の「VIPクーポンブック」を活用すればさらにお得に。無料Wi-Fiと日本語案内所も完備しています。
9. ケカウリケ・モール(Kekaulike Mall)
2024年7月に4.4百万ドル規模のリノベーションを終えたチャイナタウンの歴史あるアーケード型モール。通路には金と赤のドラゴン装飾が舞い、夜間はLEDライトが幻想的な空間を演出。アジアン食材やレアスパイスの専門店が多く、グルメ好きには外せないスポットです。
10. タイムズスクエア・ショッピングセンター(Times Square Shopping Center)
ローカルスーパータイムズを核店舗とする西ホノルルの近隣型モール。2024年6月にマウイ島発祥のウルラニズ・ハワイアン・シェイブアイスが2号店をオープンし、学生やファミリーが列を作る話題のスイーツスポットに。規模は小さいながらも、地元密着型サービスの温かさが魅力です。
11. モールを楽しみ尽くす4つのコツ
- 交通混雑を避ける時間帯:平日午前中か閉店1時間前が比較的空いており、駐車場も確保しやすい。
- イベントカレンダーを事前確認:祝祭日に合わせたフラショーやセールは公式サイトやSNSで要チェック。
- ハワイ限定アイテムの収集:各モール内ローカルブランドのコラボグッズはお土産に最適。
- レストランは予約推奨:人気店はOpenTableや電話での予約が安心。特に週末や祝前日は必須。
12. エコ&サステナブルへの取り組み
オアフ島の大型モールはハワイ州の2030年カーボンニュートラル目標に沿い、ソーラーパネル設置やフードロス削減プログラムを多数導入。アラモアナセンターでは2024年に7メガワット級太陽光発電が稼働開始し、年間約9,800トンのCO₂排出削減に貢献しています。ショッピングを楽しみながら環境保全にも参加できる点は、新時代の観光スタイルと言えるでしょう。
13. コミュニティイベントとカルチャー体験
モールは単なる商業施設にとどまらず、地域コミュニティの“会い場”として多彩なイベントを開催しています。パールリッジセンターの“ククイ・ナイト・マーケット”ではハワイアン音楽ライブとクラフト市が同時開催され、カハラモールの“ペットアダプション・フェア”は地元の動物保護団体と連携。子どもたちがSDGsを学ぶワークショップも増加傾向です。
14. 医療・行政サービスとの連携拡大
ウインドワードモール内にはハワイパシフィックヘルスが運営するクリニックがあり、買い物ついでに健康診断を受けられるとシニア層に好評。パールリッジセンターでは2025年からパスポートセンターが開設予定で、申請・受取がより身近に。モールは「生活の要所」として、その役割を広げ続けています。
15. まとめ:オアフ島モール巡りで“買う・食べる・触れる”ハワイを満喫
アラモアナセンターの世界屈指のスケールから、ローカル情緒あふれるケカウリケ・モールの路地裏探検まで、オアフ島のショッピングモールは多層的な魅力で私たちを迎えてくれます。最新トレンドとハワイの伝統文化が交差する空間は、買い物そのものを越えた価値体験を提供。次回のハワイ旅行や週末の気分転換の際には、本記事を参考に、目的や気分に合わせた“モール旅”を計画してみてください。
