ハワイ4島・穴場観光スポット28選とモデルルート完全ガイド

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ハワイ4島・穴場観光スポット28選とモデルルート完全ガイド

ハワイ観光の「穴場」とは?——人気観光地のその先へ

ハワイは日本人にとって常に憧れの南国リゾートです。ワイキキビーチやダイヤモンドヘッドといった定番スポットはもちろん魅力的ですが、「もう少し落ち着いた場所でハワイらしさを味わいたい」「混雑を避けてゆっくり写真を撮りたい」という声も年々増えています。そこで本記事では、現地リピーターやローカルの間で高評価を得ている“穴場”にフォーカスしつつ、オアフ島・マウイ島・ハワイ島(ビッグアイランド)・カウアイ島の4大島を中心に、意外と知られていない観光地や体験を合計28か所ご紹介します。

この記事のポイント

  • 観光客が比較的少ない静かなスポットを厳選
  • 移動手段やアクセス難易度をわかりやすく解説
  • 環境保全・文化尊重の観点から楽しむコツを提案
  • ハワイ初心者でも再訪者でも役立つモデルルート例を掲載

そもそも「穴場」をどう定義する?

ハワイにおける穴場とは、「ガイドブックに掲載されているかどうか」よりも、①訪問者数が少ない ②ローカル文化を濃く感じられる ③自然が手つかずで残るという3つの条件を満たす場所と考えるとわかりやすいでしょう。交通面でハードルがある分、得られる静けさと達成感はひとしおです。

オアフ島:賑やかさの裏に隠れる癒やしのスポット8選

1. ワイアホレ渓谷(Waiāhole Valley)

ホノルルから車で約40分、コオラウ山脈の裾野に広がる農村地帯。タロイモ畑やオーガニックファームが点在し、金曜限定のファーマーズマーケットでは地元産コーヒーと“ポイ”(タロイモペースト)の温かいパウンドケーキが人気です。澄んだ小川には野生のグッピーが泳ぎ、鳥のさえずりが響く早朝はまさに別世界。

2. カイアカベイ・ビーチパーク(Kaʻaka Bay Beach Park)

ノースショアのハレイワ中心部から西へ10分。木陰のピクニックテーブルと遠浅のビーチがあり、平日は人影もまばら。サンセットタイムになると、空が橙から紫へゆっくり溶けるグラデーションを望めます。サーファーで賑わうバンザイ・パイプラインの派手さとは対極の穏やかな入り江です。

3. クアロア牧場裏手の秘境トレイル

映画『ジュラシック・パーク』のロケ地として名高いクアロア牧場ですが、現地ツアー以外では入れないと誤解されがち。実は北側の公道沿いから入山できる短距離トレイルが存在し、20分ほどで眼下に壮大なカアヴァ渓谷を見下ろせます。人通りが少ないため滑りにくいトレッキングシューズが必携。

4. マノア滝奥の「バンブーフォレスト」

マンゴーやシダが生い茂るマノアフォールズ・トレイルは有名ですが、滝を越えてさらに奥へ分岐すると、背丈10メートルを超える竹林が待っています。風が吹くたび笹の葉が擦れ、まるで小さな風鈴のような音色が響く癒やし空間です。昼過ぎは急なスコールが多いので、午前中に訪問すると安心。

5. ビショップ博物館のプラネタリウム特別上映

ハワイ王室ゆかりの美術品で有名な同館ですが、夜間限定の「ナイトプラネタリウム」では古代ポリネシア航海術に使われた星座を学べます。参加者はわずか20名程度。星空解説はハワイ語と英語のバイリンガルで行われ、ハワイ固有の神話に触れられる貴重な機会です。

6. カハナ・バレー州立公園(Ahupuaʻa ʻO Kahana)

コオラウ山脈の深い谷間にあり、入域制限で一日の訪問者数は最大150人。ハワイ語で“Kahana=抱擁”の意を持つこの谷は、緑の絶壁に抱かれるように横たわるラグーンが絶景。SUPボードをレンタルして静かな水面を滑ると、海と山が切れ目なくつながる独特の地形を実感できます。

7. カイヴァリッジ・トレイル(通称ピルボックス)

ラニカイビーチの東端から急坂を15分。小さな監視台跡から望むターコイズブルーの海は圧巻ですが、日の出直後を狙えば人はまばらです。UV対策のほか、下山時に滑りやすい砂利が多いので両手が空くリュックがおすすめ。

8. チャイナマンズハット(モクオロイア島)周辺カヤック

クアロアビーチパークから片道30分ほど。干潮時には歩いて渡れることもありますが、環境保全のためカヤックが推奨されています。島に上陸したら一周15分ほどで周回可能。岩肌に打ち寄せる波音と、オアフ本島を遠望する非日常的な眺めは格別です。

マウイ島:多様な気候帯を凝縮した宝箱から7選

1. イアオ渓谷・雨上がりの虹ポイント

イアオニードル展望台からさらに奥へ伸びる遊歩道は、雨後の晴れ間に虹が架かりやすいスポット。朝7時前に到着すれば駐車場は空いており、渓谷に立ちこめる霧が幻想的な光景を演出します。入園料のオンライン事前決済が義務化されたので要注意。

2. カパルア・コースタルトレイル

高級リゾートとして知られるカパルアですが、海沿いに一般開放された約4キロの遊歩道が整備されています。火山岩のブラックロック、潮吹き穴“ドラゴンズティース”など変化に富んだ景観が続き、運が良ければ冬季(11〜3月)にザトウクジラのブリーチングが見られることも。

3. マカワオのアップカントリー・ファーム巡り

標高400〜600メートルの高原地帯に位置するマカワオでは、ラベンダー農園やヤギ牧場が人気。特にMaui Goat Dairyのヤギチーズは濃厚ながら後味が軽く、お土産にもぴったりです。早朝の牧場見学ツアーは要予約。

4. ホノルア湾デッキからのサンライズ

サーフポイントとして有名なホノルアですが、駐車場脇の木道を5分進むと展望デッキが現れます。日の出前、東の空が薄桃色に染まるマジックアワーは写真好きの間で密かなブーム。日中はシュノーケリング、夕方は野生のウミガメが浅瀬で休む様子を観察できます。

5. ハレアカラ火山・パラサイクリング

山頂から自転車で一気に海岸まで下るダウンヒルツアーは有名ですが、その手前標高2,000メートル地点でパラサイクリング(ハンドバイク)体験がスタートするアダプティブツアーが近年登場。車いす利用者でも絶景ルートを楽しめるため、バリアフリー先進地として注目されています。

6. キヘイのローカルサンセットヨガ

キヘイ・カラマビーチ前の芝生広場では、週3回ボランティア主催のヨガクラスが開催。参加費はドネーション方式で、旅先でのリフレッシュに最適。夕陽が水平線へ沈む瞬間、熟練インストラクターがハワイ語のチャントを唱えると、海と心が一体になるような不思議な感覚を味わえます。

7. カフルイ港近くのシーサイドアートウォーク

商業港のイメージが強いカフルイですが、倉庫街の壁面にはローカルアーティストによる巨大なオーシャンアートが点在。特に高波を纏うモンクシール(ハワイアザラシ)を描いた壁画は、SNS映え抜群です。夜は人通りが少ないため、明るい時間帯に散策するのがおすすめ。

ハワイ島(ビッグアイランド):大地の息吹を感じる6選

1. ポロル渓谷展望台からの下山ルート

ハワイ島北端に位置するポロル渓谷。展望台から黒砂ビーチへ下るトレイルは往復約1.5時間。ビーチに到着すると迫力ある断崖がそびえ、手付かずのジャングルと黒い砂のコントラストが神秘的です。波が高い日は遊泳禁止なので注意。

2. ホナウナウ湾での夜光シュノーケル

昼間はカハルウにも劣らない珊瑚礁スポットですが、日没後はプランクトン発光に誘われてマンタが訪れます。ツアー催行会社は最大10名までの少人数制で、光る海を優雅に舞うマンタを目の前で観察可能。環境保護のため日焼け止めはリーフセーフ製品を使用しましょう。

3. プナルウ黒砂海岸のウミガメ仮眠スポット

粉雪のように細かい黒砂が特徴。午前10時前後、温まった砂の上でアオウミガメが休む姿を見かけることが多いですが、2メートル以内には近づかないのがマナー。周囲には日陰が少ないので折りたたみパラソルが役立ちます。

4. ワイピオ渓谷の「3段の滝」ヘリツアー

道路閉鎖の影響で車両での谷底アクセスが規制される中、ヘリコプターでしか見られない滝群は必見。離陸後わずか5分で、幅100メートル以上の大滝が眼下に現れ、直後に虹がかかる光景は言葉を失う美しさです。エンジン音が野鳥に影響しないよう、上空待機時間は合計15分以内と設定されています。

5. サウスポイント「緑砂ビーチ」トレッキング

世界的にも珍しいオリビン結晶のグリーンサンドが広がるビーチ。往復8キロの未舗装路は強い日差しを遮るものがほとんどないため、長袖ラッシュガードとハイドレーションパックが必須です。ビーチに到着すると波が深緑色に見え、まさに自然のパレット。

6. ヒロの旧市街「レインボーフォールズ」の早朝散策

ヒロ市街から車で10分。朝7時前に到着すると、滝壺に射し込む斜光が霧を照らし、名前の通り虹が現れやすい時間帯です。周囲はモンキーポッドやバニヤンツリーが茂る熱帯植物園のよう。土が濡れて滑りやすいため、グリップ力の高い靴で訪れましょう。

カウアイ島:最後の楽園で出会う7選

1. コケエ州立公園の星空観測

標高1,200メートルに位置するナーアラカイロア展望台は、人工光の影響が少なく天の川を裸眼で確認可能。冬季は気温が10℃以下になることもあるので、薄手ダウンジャケットを携帯すると安心。

2. ハナペペのアートナイト

金曜18時から歩行者天国になる旧プランテーションタウン。ギャラリーや雑貨店が軒を連ね、地元高校のウクレレバンドが演奏するライブ感はハワイらしさ満点。客足が落ち着く20時以降がゆっくり鑑賞できる狙い目。

3. シークレットフォールズ(ウルヴェヒ滝)カヤック+ハイキング

ワイルア川をカヤックで45分漕いだ後、ジャングルトレイルを30分。高さ35メートルの滝壺では天然のマッサージ効果があるミストが降り注ぎ、汗だくの体をクールダウンさせてくれます。

4. ポイプ沖シュノーケリングのレアフィッシュ探し

ポイプビーチは家族連れに人気ですが、沖へ200メートルほど進むとハワイ固有種のポッターズ・エンゼルフィッシュや、黄色の体が鮮やかなロングノーズバタフライフィッシュに遭遇できる確率が高まります。潮の流れが速い日はライフガードのアドバイスを必ず確認。

5. カララウトレイルの第1セクション

ナパリコーストの絶景トレイルは全長18キロですが、パーキングからハナカピアイビーチまでの往復約6キロ区間でも十分迫力を堪能できます。赤土と緑の断崖が続く道は、雨天時は泥濘が激しいため撥水性の高いハイキングパンツが重宝。

6. ワイメアキャニオンの裏側「プウヒナヒナ展望台」

メイン展望台が混雑しているときは、車で5分先にあるプウヒナヒナ展望台へ。ここからはキャニオンに流れ込む支流が複雑に枝分かれする姿が望め、夕方は谷全体が赤銅色に染まります。

7. キラウエア灯台周辺のアホウドリ観察

11〜7月にかけて繁殖のため飛来するアホウドリは、翼を広げると2メートル近い大きさ。展望デッキには無料の双眼鏡が備え付けられているので、優雅に滑空する姿をじっくり観察できます。静かな行動が求められるため、子ども連れの場合は事前にルールを共有しておくと安心です。

モデルルート:5泊7日で4島の穴場を巡る

以下は自然重視派の方向けの例です。移動は国内線ハワイアン航空+レンタカー利用を想定。

  • 1日目:オアフ着→ワイアホレ渓谷とカハナ・バレーをドライブ→夜はビショップ博物館プラネタリウム
  • 2日目:早朝カイヴァリッジ・トレイル→昼にクアロア牧場裏トレイル→夕方チャイナマンズハットでカヤック
  • 3日目:マウイへ移動→イアオ渓谷散策→夜はキヘイでサンセットヨガ
  • 4日目:ハレアカラ山頂サンライズ→カパルア・コースタルトレイル→カフルイのアートウォーク
  • 5日目:ハワイ島へ移動→ポロル渓谷トレッキング→夜はホナウナウ湾でマンタ観察
  • 6日目:プナルウ黒砂海岸→ヒロへドライブしレインボーフォールズ→夕方カウアイへ
  • 7日目:ワイメアキャニオン&プウヒナヒナ展望台→午後ハナペペのアートナイト→帰国

島間移動が多いため、少なくとも3カ月前から航空券と宿泊をセットで確保すると費用を抑えやすいです。

穴場を守るために私たちができること

穴場は“知る人ぞ知る”からこそ静けさと美しさが保たれています。Leave No Trace(痕跡を残さない)の7原則に従い、ゴミの持ち帰りやトレイル外への踏み込み自粛は最低限のマナー。また、2024年に可決されたハワイ州法では、珊瑚に有害なオキシベンゾンやオクチノキサートを含む日焼け止めの販売・使用が禁止されました。購入時は原材料表示をチェックし、「reef safe」「oxybenzone free」と記載された製品を選びましょう。

まとめ:穴場で出会う本当のハワイ

ハワイの穴場は、派手なアクティビティやショッピングモールとは異なる静かな時間が流れています。雄大な自然の音に耳を澄ませ、島の歴史や文化を尊重しながら過ごすことで、旅は一層深いものになるでしょう。本記事で紹介した28スポットとモデルルートは一例に過ぎません。あなた自身の感性で「自分だけのハワイ」を探しに、次の旅へ踏み出してみてください。

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